流暢はダメ|アジアで通じる英語に必要な3つのコツ
最近はもっぱらアジア出張が増えた私ですが、現地では日本語、英語、現地言語の3つで話します。とはいっても現地言語なんて、からっきし。相手が苦笑いではなく、爆笑しちゃうくらいのレベルです。ですので、基本は英語です。
かれこれ10年近く海外の仕事をしてますが、アジアでは通じる英語と通じにくい英語があります。流暢だから通じるとかではありません。むしろ流暢な方が通じません。
大手企業の方は、相手も大手企業のエリートが多いので問題はないでしょう。なんなら通訳やとえますし。ベンチャーを相手にするなら、英語の心得が必要です。通訳費用なってただのコストですから。
コツ1:相手の英語がたどたどしい場合はズバッと伝える
シンプルに「ズバッと伝える」がコツです。英語を学ぶと、wantよりもwould like toが丁寧とか、Could you ....?が丁寧とか習います。アジアでは忘れましょう笑
無礼上等くらいズバッと言うことが大事ですし、文法をあえて無視するのも大事。つまり「こんな英語を話したら恥ずかしい」というプライドを捨てることが重要です。
「プレゼンテーション資料を作ってください」
を
"Could you make a presentation material?"
というよりも、
”Make a presentation material, please"
で良いんです。
とにかくズバッと言う。これがコツです。
コツ2:過去の話にはAlready、未来の話にはYetをつける
上の会話をしたあとで、「ねぇ、あの資料つくった?」っと聞きたい場合、
"Have you already finished making the material?"
よりも
"Did you finish the material ALREADY?" (ときにはDidすら省く)
のほうが通じます。現在完了とかは全部過去形にして、最後にAlreadyをつける。こうすると、たとえ全部が聞き取れなくても「終わったかどうかをコイツは聞いてるな」というのが通じます。逆に、「まだ、できてない?」でしたらYetをつけてあげる。
たとえ、一部を聞き逃しても通じる英語をつかうことが相手に対する優しさです。
コツ3:復唱してもらう
普通のビジネスの場で、お客様やパートナーに「俺の言ったこと、繰り返してみろ」と言ったらオワリです。なので、私の場合は「自分は英語が得意じゃなく、うまく伝わらなかったと思います。念のため、Next Actionが共有されているか、お互いで共有させてください」といって、復唱してもらいます。
"I am not good at English. So I think you can not understand well in some part. So, I want to confirm our next actions each other. My next actions are ..... What are your next actions?"
みたいな感じです。ここでも、難しい言い回しを切り捨て、文法誤り(couldn'tじゃなくcan not、with each otherじゃなくeach otherなど)を気にせず話すことが必要です。
シンガポールやマレーシアのビジネスマンや、各国のエリートたちは普通に英語を話します。でも、他の人々は、私達と同じように英語で苦しんでいます。
「俺って話せるんだぜ英語」ではなく「一緒にがんばって理解しようね英語」で話すべきです。
また、アジアあるあるとして、わかってないのにわかったふりをします。日本人も同じです。「きっと会議参加者の誰かがわかっているだろう」という安心感で聞いてたら、全員わかってないという悲劇が起こります。なので、しつこいくらいの確認がアジアでは重要です。
恥ずかしがらずに生きましょう!Husta luego