Xerpaブログ|日本のサービスで外貨をかせぐ

日本のサービスが海外で勝つための方法を考えるブログです

就職活動してる女性におくる海外キャリアのつみかた

海外、とくに東南アジアで働いていると、非常にアクティブな日本人女性に出会います。そんな女性たちと触れ合っていく中で感じる、女性だからこその難しさを書かせてもらいます。

ただ、私は男です。なので、私が女性のキャリアについて書くことは、完全に的外れかもしれません。

でも、キャリアアドバイザーが男性であったり、女子サッカーの監督が男性だったりすることもあるので、別に100%間違えというわけでもないでしょう。

全員にあてはまらないことを前提に話します。その前提で、誤解をおそれずに書いてみます

 

結婚につながる出会いが少ない

海外、とくに東南アジアは、女性にとって出会いが少ない場所です。

 

日本で仕事経験をつんでから海外にでる日本人は、早くても26歳から28歳くらいで渡航するかたちになります。

相対的に結婚年齢が低い東南アジアにおいて、28歳で「生き遅れている」と言われることは、おかしいことではありません。ですので、渡航先で適齢の男性を見つけようとすると、かなり若い男性になりがちです。その一方、日本人駐在の男性は既婚者が多い上に、現地の若い女性と付き合う傾向があります。

 

このため、独身で海外の仕事を選ぶ場合、結婚につながる出会いという点において日本よりも機会が少なくなります。中には欧米人と付き合う女性も多くいますが、結婚という点ではレアな印象です。

ですので、30代独身で東南アジアにわたる場合、結婚の機会を逃すリスクは無視できません。

 

子供を産む、育てるを考えると東南アジアは1つ遅れる

女性は子供を産む能力を持っています。でも、この能力は年齢とともに減少していきます。高齢になれば、産む側への負担も大きくなりますし、子供への影響も無視できなくなります。

子供を産むのに適した年齢を40歳から45歳とすると、子供をほしいと思う女性はそれまでに結婚を希望します。

上で書いたとおり、30代独身で海外に渡る場合、海外滞在中は独身をつらぬく可能性が高くなります。つまり、子供が産めない可能性というものも高まります。

子供を産むことができても、日本のように産休や育休への理解が低い東南アジアだと、出産の負担が高まりますし、医療・教育という点でも不安が生じます。

 

「日本で鍛えてから海外」という意味は男女でことなる

日本で3年から5年経験をつんで海外へ、という考えは大いにあると思います。しかし、上で述べたとおり、女性が30代を独身で東南アジアで過ごすことの意味は、男性と少し異なります。

女性にとっては東南アジアでの仕事は、すこし意味が重くなる印象です。

 

女性は、早めに海外にでることを考えてもいい

東南アジアで働いていると、非常に女性の優秀さが目につきます。特に、日本人の女性は、非常に真剣に、そしてアクティブに仕事しますし、実際、男よりも活躍しています。そして、独身者が多い印象です。

彼女らからすれば、結婚とか出産ということはさほど重要なことじゃないのかもしれませんし、それを他人がとやかく言うことでもありません。

ただ、今就職活動をしている女子大生の方々などは、一考してもいい要素だと思います。「日本で経験を積んでから海外にでる」とアドバイスする日本人男性は多いです。

ただ、女性にとっては、先に海外にでるという選択肢はあると思います。20代は海外でバリバリ経験を積んで、30代で日本にもどり、結婚・出産を経て海外に復職するという流れです。

一旦東南アジアにでると日本に戻りたくなくなる人が多数います。ですので、必ずしも私の考えは、考えどおりには進みません。

 

偶然、インターンシップの女性と話す機会があり、こんなことをつらつら考えた1日でした。Hasta luego。